ＤＴＰの目覚め

■目からウロコ

ＤＴＰデザインを始めて間もない頃は、
細かいことにいちいちつまづき、
あーでもない、こーでもないと悩みまくり。

デザインに答えなんかない。
いいデザインと、そうでないデザインは、
たぶんありそうな気がするけど、
こうでないといけないという「正解」はない。

だからこそデザインはおもしろいんだけど、
はじめのころは、デザインするのがしんどかった。

そんなとき出会った一冊の本。
その本を見たとき、目の前の霧がパーッと晴れたような、
大げさではなく「助かった！」って思いました。

■レイアウト・マジック

その本を「読んだとき」ではなく、
その本を「見たとき」というのは、実はその本、
レイアウトやデザインのパターンやアイデアが、
縮小版の実例として
ギッシリ並べて紹介されている本なのです。

その中の、特にこのページを見たときでした。


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文字の組み方や配置は全部同じで、
ただ、１本の線の位置と長さが違うだけ。
たったそれだけのことで、誌面から受ける印象は、
こんなにも違って見える・・・。

これぞ、レイアウト・マジックでしょ？

瞬間、なんだか肩の力が抜けて、
デザインするのが楽しくなりました。

■今でも現役、活躍中です

今でも時々、デザインに煮詰まったときに、
パラパラとめくってみます。
ひらめき事典というだけあって、
頭の柔軟体操にはもってこいですね。

ＤＴＰやデザインに関心のない方には、
まったく役に立たない本ですけど。

レナード・コレン／Ｒ・ウィッポ・メックラー：著
日本語版監修：渋川育由
「レイアウトひらめき事典」（河出書房新社）