ＤＴＰアプリＴｏｐ３

■ＤＴＰの三種の神器

ＤＴＰで使われるアプリケーションには、
例えば、楽譜を書く、数式や化学式を作る、３Ｄを描くなど、
本当にさまざまなものがあります。

が、その中でも誰もが知っている、使っている、
ＤＴＰの定番ソフトといえるものが３つあります。

ＤＴＰの要素としては、
図形やイラストなどの「アートワーク」と
「写真」そして「文字」の３つの要素が主体となるので、
それぞれの要素を扱うための機能に特化した、
３つのアプリケーションが中心となります。

ＤＴＰデザイナーやＤＴＰオペレーターは、
最低限、この３つのアプリは、
使えるようになっておく必要があるってことですね。

■Adobe Illustrator（アドビ イラストレーター）

ＤＴＰ業界では、まさに定番中の定番。
きっと間違いなく不動のチャンピオンでしょう。

イラストレーターというくらいですから、
得意分野はイラストや図形、ロゴの作成や地図、
グラフ作成などのアートワーク部門。

なんですが、

そのほか、写真を貼り付けてある程度加工できたり、
文字や文章も扱えるので、ＤＴＰの
大抵のことはこれだけでできてしまいそうなくらい。

ＤＴＰデザイナーのなかには、これだけで十分！
という人も、実は珍しくないほどです。
実際、デザインカンプくらいまでなら問題なくできます。

■Adobe Photoshop（アドビ フォトショップ）

これもＤＴＰ業界になくてはならないソフトです。
ちなみに、アドビというのはメーカーの名前で、
上のイラストレーターと同じメーカーです。

扱うのは、ＤＴＰデザインの中では、
特に重要な要素になることの多い、写真。

ただ、写真の調子を変える場合などは専門の知識や、
経験による「カン」が必要なことも多く、注意が必要。

ＤＴＰデザイナーやＤＴＰオペレーターは、
主に写真の解像度を調整したり、
ＲＧＢをＣＭＹＫに変換するくらいで、
レタッチなどは専問の人に任せることが多いですね。

また、Adobe Illustrator ではむずかしい、
やわらかいタッチのイラストなどを描いたり、
フィルターをかけて、写真をイラスト風に変換したり
などの使い方も、おもしろいです。

■Adobe Indesign（アドビ インデザイン）

最後に、ＤＴＰを組み上げるための
ページレイアウトソフトですが・・・

つい最近まで、QuarkXPress（クォークエクスプレス）
というソフトがトップを走っていたと思います。
少なくとも僕の仕事は、ほぼ１００％
このクォークでページアップしていました。

が、このところ新しい動きとして
Adobe Indesign というソフトの人気が高まり、
Mac OS X への移行と同時に、
QuarkXPress から Adobe Indesign へ切り替えるところが
増えてきているようです。

全国的にそうなのか、僕の取引先関係だけの傾向なのか、
まだはっきりしませんが、
今現在、僕のところに来ている仕事の半分以上が、
Adobe Indesign 指定になっています。

結局これで、トップ3 はアドビ独占状態。
これらのアプリケーションは、
アドビＣＳ（クリエイティブスィーツ）として
各アプリ間の連携も強化され、使い勝手も良いので、
今後ますます普及すると予想されます。

■準備しておいてヨカッタ！

ＤＴＰ業界自体は慎重派で、
新しいソフトが出てもスグに替わりはしませんが、
在宅でやっている僕らの場合は、
逆に、できるだけ早めに取り組んでおく方がいい
と、僕は思っています。

今回の Adobe Indesign への移行の場合でも、
無償おためし版をダウンロードするなどして、
かなり早い時期から使ってみていました。

そうすることで、得意先からも頼りにされ、
仕事も出やすくなりますからね。